ポジション別のお仕事紹介

ADがいないと番組制作が出来ないと言っても過言ではありません。
番組作りのすべてに関わり全体を支える存在のADとは実際にどんな人達なのか?その仕事内容とともに大公開!
弊社のYouTubeチャンネル「田中Dチャンネル」では、シオンの社員ADを色々な角度から紹介しております!ぜひチェックしてみて下さい!

ADのお仕事内容

  • リサーチ
  • 人やグッズ、場所などの仕込み、シミュレーション
  • ロケ・収録の準備、そして本番
  • 編集フォロー  など

ADのお仕事の流れ

AD Works Flow

リサーチ

会議で放送する内容が決まったら、ネットや書籍をつかってリサーチ開始!地道な仕事ですが、この結果で”おもしろくなるかが決まる”といっても過言ではないので、とても重要!おもしろければ先輩後輩関係なく採用されます。

ロケハン&シミュレーション

リサーチで見つけた場所・人・物は本当におもしろいのか?実際にその場所に行ってチェック!10か所以上訪れて採用されるのは1~2ネタということも・・・
また、今考えている内容が実現可能なのか?ディレクターと実際に試してみて、さらにおもしろく、良いものへと作り上げていきます。その結果、自分たちで美術品を作ることもよくあります。

ロケ準備

スケジュールやカンペ書き、台本や地図などの書類作成や美術品、撮影機材などをチェック。
細かいですがロケを円滑に運ぶための大切な作業です。さらにAD同士の打ち合わせで、担当・作業内容を確認したら、寝て体力を温存!

本番

出演者控室の準備や次のロケ場所へ先乗りなど、手分けしてテキパキと。さらに立ち位置や、どのカメラで撮るとより良い画になるか、出演者の代わりになってリハーサルを実施。
本番中はディレクターのフォロー!カンペ持ちや美術品のスタンバイなど、ロケがスムーズに進むかどうかはADの腕次第と言っても過言ではない!バラエティ現場では大声で笑うことも大事な仕事です!
ロケが終わったら後片付け!衣装や小道具を返却!さらに番組の「命」ともいえる収録素材の管理は厳重に!

編集

撮影された素材をディレクターがパソコン上でオフライン(仮編集)するために、パソコンに取り込んだり、情報の裏どりや、使用したい映像の手配、追加撮影が必要であればADが行う場合もあります。
そして、仮編集データを元に、編集所でエディターさんが画面加工やテロップを入れるなどの編集作業。ここでは出演者の名前や誤った情報はないか、目を凝らしてチェック!ディレクターから編集技術を学びながら経験を積んでいきます。マニュアル本を見るより実践です!

ADのお仕事紹介VTR

弊社の企業紹介や求人情報などを記載した資料です。是非ご覧ください。

Interview

PROFILE

久保田 篤哉/2022年新卒入社

大学では経営学を専攻し、テレビ・映像に関わる仕事に興味を持ちシオンへ入社。入社後アシスタント業務はもちろん、臨機応変な対応力とコミュニケーション能力の高さを活かし、番組に欠かせない人材として活躍中。

ADのある1日

シオンが持つ信頼のイメージ

バラエティ番組がとにかく好きで、将来はテレビの仕事に就くんだと決めていました。
数ある制作会社の中でシオンを選んだ理由は2つあります。1つは、数々の番組制作の実績があり、たくさんのノウハウを学べると考えたこと。もう1つは採用試験の過程で先輩方と話す機会がたくさんあり、とても親切にしていただいたことです。
実際働き出してから、あの日の直感は間違いじゃなかったと実感しています。

また、「シオン」という名には「信頼」のイメージが強くあると感じています。それは先輩たちが積み上げてきた努力と実績からなるもの。誇らしくもある一方、自分の仕事ぶり1つでそのイメージが崩れてしまいかねないので、責任感を持って業務に臨んでいます。

笑って繋がる縁

この仕事には予期せぬ出会いがたくさん待っています。僕は幼稚園からサッカーをしてきて、休日には同期とサッカーをすることもあります。そんな僕が最も感激したのが、番組のとあるサッカー企画。出演者の中に日本代表の選手がいて、僕がボールを蹴ってパスをするという普通だったらあり得ない体験をしました。
他にも、ミシュランで星を獲得しているお店を仕込んだ結果、大将と仲良くなったり、番組に映った際にアルバイト時代のお店の常連さんから「見たよ」と連絡をいただいたり、この仕事に就いてからどんどん縁が広がりました。「次はどんな縁が生まれるか」ということも、大きなやりがいになっています。

1年目でもプロフェッショナル

学生の方からよく聞かれるのが新番組の企画に関して。「1年目でも企画を出せる?」「どんなふうに企画を考えてる?」といった内容の質問です。
シオンでは月に1度企画会議が開かれ、入社1年目から参加します。企画案は先輩から意見をいただきブラッシュアップして、形になったら局などに提出します。会議では先輩方が単にNGと言うことはなく、「そこからどう面白くするか」を一緒に考えてくれます。
僕が企画を考える際は、「何が面白いのかを説明できるようにすること」「視聴者に見せたいと思うポイント」を大事にしています。
この考えは普段の番組作りにも役立っていて、例えばロケ先の方に連絡をする際にこれらの点を説明したところ熱意が伝わったのか、打ち合わせがスムーズに運んだことがあります。

いつか自分の企画を通し、演出として番組を作ることが将来の目標です。

ディレクターのお仕事

自身や作家の考えた企画を実現させるために、会議、リサーチ、会議、ロケハン、会議、ロケ・収録、会議、オフライン、会議、編集・・・と会議を重ねて番組を制作します。
しかしただ会議通りに作るのではなく、その中でいかに自分の特色を出せるかが勝負!自分の作品が世に出たときは感動です!

ディレクターのお仕事内容

  • 企画会議
  • 台本作成
  • ロケ・収録の進行
  • 編集(VTRつなぎ、ナレーション作成) など

ディレクターのお仕事の流れ

Director Works Flow

ロケハン&シミュレーション

ADが調べてきたリサーチから出演者がチャレンジしておもしろくなるのか、視聴者が楽しめるものなのかを総合的に判断。その選んだ場所に出向いたり、商品などを取り寄せて確認します。考えている内容が実現可能なのか?ADとともに実際に試してみて、さらにおもしろく、良いものへと作り上げていきます。

ロケ・収録にむけて

台本を作成。出演者の会話や動きなど、出演者さんだったらどうコメントするかな、どう構成したら面白くなるのかを考えます。何度も修正を繰り返して最高の一冊を作ります。
その台本をもとに段取りやADが用意した資料や備品などをチェックし、本番に臨みます。

本番

どう撮れば面白いか?見やすいのか?を技術・美術と打ち合わせ。カメリハで最終チェックを行い、出演者と打ち合わせを行いいざ本番へ。
台本に従いながら、カンペを使って出演者に指示を出したり、現場で生まれる想像を超えた笑いなど臨機応変に対応してより良い作品を撮影します。

本番

ロケや収録で撮影した素材をパソコン上で仮編集。
数台のカメラで撮った映像の中からどんな絵作りをすれば面白くなるか、どんな工夫をしたら視聴者に伝わるのかなどを考えながら、膨大な量の映像を決められた放送尺にまとめます。
その仮編集データを元に、編集所でテロップを入れ、MAでナレーション、BGMを入れてより面白い作品ができあがります。

田中Dのお仕事

弊社の企業紹介や求人情報などを記載した資料です。是非ご覧ください。

Interview

PROFILE

吉仲 哲也/2004年新卒入社

入社後、アシスタントディレクターを経てディレクター業務に従事。
自らの企画で番組を立ち上げ演出の経験がある。現在は東京での仕事に加え地方局でもバラエティ番組を制作。活躍の場を広げている。

ディレクターのある1日

自分のアイデアが形になり、人々を楽しませることができる

企画を形にするには大きくは2つあり、配属されている番組に沿った内容の企画やキャスティングを考えるパターン、そしてもう一つは局やクライアントからの募集がある際に、企画を考えるパターンがあります。後者の場合は自由に発想ができるので、自分がやりたい!と思うことを企画にしますが「番組として成立するか?」が一番重要なのです。

・アイデアは面白いけど、その企画は実現できるのか?
・これまでに見たことのある番組と同じパッケージになっていないか?
・なぜ今、この企画なのか?

といった点について意識しながら企画書を作成します。さらに、他ジャンルとは異なりバラエティでは笑ってもらうことに意義があり、飽きずに最後まで見てもらうことが大切です。非常に難しいジャンルだと思いますし、そこにやりがいを感じています。

社員みんなで企画力を磨く

シオンでは、全社員対象に月に1度のペースで企画会議をしています。
社歴や年齢に関係なく誰もが企画を出すことができ、チームでブラッシュアップしていきます。若手社員にとっては経験がある先輩社員からたくさんのアドバイスをもらえる環境なので、考え方や企画書の作り方などを学べるメリットがあり、僕たちにとっても世代を超えた情報や刺激をもらうことができ、思考力を鍛える非常に良い取り組みだと思っています。

「やりたいことを仕事にしている」
さらに、「仕事中に大笑い」もできる

やはりディレクターとして一番やりがいを感じるのは一つの作品を作り上げた時です。
一人では身を結ばないことも、周りの人にアドバイスやフォローをしてもらうことで、「面白い!」「楽しい!」ものが出来上がってくる。
みんなで作り上げたものを視聴者に見てもらい、ポジティブな意見を見たり聞いたりするとやはり嬉しいです。

もちろん仕事なのでそこには責任もついて回りますし、コンプライアンスも考えなくてはいけない。多くの人の期待にも応えなければいけないというプレッシャーもあります。しかし、それらをクリアした先に“面白い”がある仕事って、魅力的だと思います。
テレビ業界でしか味わえないこの特別な体験が、番組制作の原動力になっています。

APのお仕事

アシスタントプロデューサーの略。読んで字のごとくプロデューサーのアシスタントです。
企画の進行状況、ロケ場所、ロケ時間、出演者の動線などの確認、そして報告。アシスタントといってもPの代わりに各所で判断を求められ、責任が伴います。
Pに対してD・ADがちょっと言いにくいことを代わりに伝えてくれる、橋渡し役も担う頼りになる存在です。

APのお仕事内容

  • 制作に携わる関係各所との連絡
  • 出演者ケア
  • 情報の裏取り  など

お仕事スナップショット

Interview

PROFILE

兒玉 佳純/2015年新卒入社

入社後、アシスタントディレクターを経てアシスタントプロデューサーに。
長寿番組を担当しながら、会社の公式YouTube等のデジタル事業の運営にも携わっている。

APのある1日

※番組内で使用する画像や映像の収集

“出演者に覚えてもらえる”って、やっぱり嬉しい

ADよりAPへステップアップ後は、やはり出演者との接点が多くなります。
打合せ・誘導などの業務ですが、その間にちょっとした雑談をさせて頂くことがあります。
そのため覚えてもらえることがあり、素直にとても嬉しいです。こんな機会はテレビ業界ならでは!毎回テンションがあがります。
最近ではこの貴重な機会に雑談をするだけではなく、視聴者には見せていない意外な一面はないか?と少しでも掘り下げられるように会話をし、キャスティングや企画に繋げられるよう意識をしています。

「辞めたい」と思ったことは一度もない!そんな環境に感謝

不規則で大変なこともある業界ですが、
私は一度も「辞めたい!」と思ったことはありません。もちろん上手くいかない時もあり、落ち込むことはありますがその都度、周りに親身になって相談に乗ってくれる人がいました。
シオンは圧倒的にいい人が多いです。
上司は良い意味で壁もなく連絡しやすいですし、同期や後輩とはそれぞれプライベートで旅行に行くほどの仲なので、何でも話しやすい。
この環境だから、働きやすく続けられる。本当に感謝しています。

日々勉強。そして成長中。

年次が上がると、社内・社外問わず交渉をする機会が増えます。
より良い結果に繋げるためには【話し方に説得力を持たせ、相手に理解・納得してもらう事が大切だ】と、APになってより強く感じます。
そこで『話し方』についての本を購入し勉強してみました。すると意識も変わり、「まずは先輩のプレゼンを参考にしてみよう!」とより一層集中して会議に参加できるようになりました。社内にも提案や交渉が上手い先輩方がいるので、大変勉強になります。
日々刺激を受けながら、少しずつでも成長できれば…と自分のペースで頑張っています。

プロデューサーのお仕事

出演者のブッキング、スケジュールの調整、企画説明など、制作がやりたいことと出演者側ができることの距離を縮めます。気遣いができないとダメな役職、コミュニケーション能力が問われます。
また番組作りにかかせない予算の調整と交渉など、時には嫌われ役になることもありますが、すべてはより良い番組を作るため。

プロデューサーのお仕事内容

  • 出演者のブッキング
  • コンプライアンスなどの内容チェック
  • 予算の管理  など

お仕事スナップショット

Interview

PROFILE

沼能 亜弥/2016年中途入社

異業種から転職し、テレビ業界へ。現在は局の垣根を越えてゴールデン番組を2本掛け持ちし、日々プロデュース業務に従事している。

プロデューサーのある1日

芸能人の意外な一面を知る喜び

私は中学生の頃からナインティナインさんが大好きで、ラジオのヘビーリスナーでした。
ナインティナインさんと仕事がしたくてこの業界に入ったので、「ぐるナイ」のスタッフとして働けることは本当に楽しい毎日です。そして、芸能人の素顔を見られるのもこの仕事の面白さだと感じています。例えば「ゴチになります!」の現場は、すごくアットホームなのですが、これはナインティナインさんが醸し出す「みんなを楽しませよう」という空気感があってこそ。このように、視聴者の知らない芸能人の魅力や人間力、陰ながらの努力や番組作りの真摯な姿勢を身近で感じられるのは、この仕事の醍醐味だと思います。

プロデューサーもクリエーター

この業界をあまり知らない方は、ディレクターだけがクリエイティブな仕事だと思っている方もいらっしゃるかもしれません。でも、プロデューサーもクリエイティブな思考を持ち合わせていないとできない仕事なんです。ディレクターと相談しながら、「こうした方が出演者のテンションが上がるんじゃないか」「もっと企画が盛り上がるのでは?」とアイデアを出すようにしています。もちろん、コンプライアンス的に問題はないか、番組を見ている方に不快感を与えていないか、出演者の安全は確保されているか等、常に気をつけながら作業をしています。
その上で、様々なアイデアを実現する、とてもやりがいがある仕事だと感じています。
「プロデューサーもクリエーター」そう思って仕事をしています。

出演者の気持ちになって楽しむ

現在『ぐるナイ』の他に、『ヤギと大悟』も担当しています。
歴史ある番組とレギュラーが始まったばかりのフレッシュな番組ですが、それぞれに良さがあると感じています。長寿番組は、考え抜かれ洗練された企画が生まれる面白さがあり、立ち上がったばかりの番組は、ゼロからチャレンジして見つけていく楽しさがあります。
『ヤギと大悟』では、ヤギのポポちゃんが安全に旅ができるよう、スタッフがロケハンをするのですが、いつも小旅行に来た気持ちで歩いています(笑)。番組は行き当たりばったりで進みますが、「実際にこの町に降り立ったらやってみたいことはなんだろう」「行ってみたい場所はどこかな」と自分で観光マップを見ながら、視聴者の皆様がどういう気持ちになるかを想像しながら楽しくロケハンしています。
いろんなところに「楽しみ」があるのもこの仕事が続けられる魅力だと感じています。