キツイというイメージのあるADという仕事、“アシスタント”と付いていますがADも“ディレクター”です。
番組を作るのに欠かせない存在!「自分がいなければ、番組が成り立たない!」という意識を持って臨んでいます!
そんなADの仕事は番組によって様々です。ここでは当社が携わっている『ぐるナイ』ADの約1か月間を例にして、ADの仕事内容をちょこっとご紹介します!

番組を放送するうえで、必要な情報収集のこと。台本を書くために必要な情報、ロケをするために必要な情報を調べるなど、ADの仕事の大半を占めます。
ディレクター目線でリサーチするといいでしょう。
(自分だったら、どういった情報が知りたいか、伝えたいかなどを考えながら)
リサーチ方法は様々。インターネット、雑誌・新聞、電話取材。
さらには自分の足で探す、これが思わぬ掘り出し物を見つけたりするんです!

リサーチした場所、人などをディレクターにプレゼンし、ここはという場所や人は、実際に現場に行き判断します。
ロケ場所決定となれば、カメラ割りや照明の有無、音の反響などをディレクターと相談しまとめていきます。
この時ただ現場を見るだけではなく、移動時間を計ったり、近くにトイレがあるか、出演者の控え室になるような場所があるか、スポンサー的に映るとまずいものはないか・・・(自動販売機、社名・商品名の看板などは要注意)

演出内容が決まってきたら、そのネタが本当におもしろいのか、成立するのか、実際に試して判断します。
クイズに挑戦したり、綱渡りやプール飛び込み、大ネタになるとカースタントなど、普通ではできないことも体験できるのはADの特権かも。
シミュレーションを終え、台本を元に美術品を発注したり、必要なカメラや照明機材などを発注していきます。
ロケに関する仕込が大体終了したら、ロケ当日の段取りを考えるようにしましょう。

【ロケ車輌発注】
大規模なロケの場合、車輌表を作り、ロケ移動の段取りがなるべくスムーズに出来るようにします。
【ロケ弁当発注】
ロケに参加する人数を計算して、弁当を発注します。弁当センスで好印象を得ることも。
【スタッフ割り】
ロケに必要なディレクター、ADの人数を担当ディレクターに相談し当日のスタッフ繰り。
移動が多くスケジュールがタイトなロケの場合、先乗り班などのスタッフ香盤表を作り、誰がどういう動きをすれば良いのかなどそれぞれの役割を明確にして。
【収録テープの発注】
ロケ時間、カメラ台数を計算して収録テープを発注します。1番重要な物!忘れないようにしましょう。
【制作備品の準備】

カンペ用スケッチブック、マジック、ガムテープ、ビニールテープ、両面テープなどロケに必要なグッズを用意します。
さらには、発注していた美術品をピックアップし、希望通りの品があるか確認したり、カンペを書いたりなど、ロケギリギリまでやることはいっぱい。
しかし必ず睡眠はとること!これもロケを円滑に進めるための必要な仕事です!
技術・美術と最終打合せ。そしてタレントとの打合せを済ませ本番です!
ロケが始まるとADは2種類の動きに分かれます。

1.ディレクターのフォロー
・カンペ持ち
・美術品の管理、出し引き
・各所CUE出し など

2.ロケ進行
・次の移動の為の車輌配置
・次のロケ先との連絡
・スケジュールが押したときのロケ先との交渉 など
出演者、各業者さんは制作の指示がなければ動けません。そのときの状況を細かく伝えるられるよう、元気に大声で!
自分で仕込んだ場所、ネタがタレントの手によって笑いを呼ぶ瞬間は、いつまで経っても良いモノです。
ディレクターのオフライン中には、テープの管理、テロップで入れる情報の確認・裏取り、トーク中に出てきた写真や映像の手配などを行います。

【オフライン】
「仮編集」の事で、主に「アビット」や「ファイナルカット」と言われるパソコンに取り込んだ収録素材を、決められた尺(放送時間)にまとめる作業の事。
【EED】
通常、オフライン作業で編集したものを、そのデータを元に編集室に入って、放送用のテープに編集作業をする事をEEDという。
収録したテープを決められた放送時間尺にまとめ、テロップという文字を入れる作業を行う。
「エレクトロ・エディテイション」の略。
編集中にはタレントの名前や文字に間違いはないか?誤った情報が放送されないように眠い目をこすってチェックです。
編集的な技術はディレクターの技を盗みつつ「俺だったらこうするのに」と自分がディレクターだったら、と考えながら経験を積んでいきます。
マニュアル本を見るよりは実践です!
【MA】
通常MA室に入って、編集作業で出来上がったテープに音入れの作業をする事をMAという。
簡単に言うと、ナレーションや音楽を入れる作業。「マルチ・オーディオ」の略。
ディレクターや作家さんが考えたナレーションをパソコンで清書します。
そしてナレーション撮りに。
この時も、言い間違い、発音などを、今度は耳を凝らしてチェックします。
疲れMAXですがもうひとふんばり!

編集・MAの終わったテープを納品、そして最後の大仕事、OAチェックです。
ちゃんと編集されたものがOAされているかを実際の放送を確認、さらに視聴者からのご意見・質問に対応できる様、テレビ&電話の前で待機です。
放送も終盤、エンドロールに自分の名前が流れた時には、今までの苦労も吹き飛びます!
ビールで乾杯!ゆっくり寝たら、さあ次の放送が待っています!